レイテ島に「いせ」となれば、どうしても連想する戦艦伊勢

台風30号被害への救助活動として、海上自衛隊の護衛艦「いせ」がフィリピンに派遣されることになったようです。

フィリピン救援に海自最大艦「いせ」など3隻、1000人規模派遣

 小野寺五典防衛相は13日、フィリピンの台風被害への国際緊急援助活動で、海上自衛隊最大のヘリコプター搭載護衛艦「いせ」など3隻をはじめ、約1000人を派遣する方向で調整していることを明らかにした。国際緊急援助活動としては過去最大規模となる見通し。

 ほかに輸送艦「おおすみ」、補給艦「とわだ」、CH47輸送ヘリ3機、C130輸送機などの派遣を準備している。おおすみは沖縄周辺海域で予定していた離島防衛訓練への参加を急遽(きゅうきょ)、中止して準備に入った。

現地では医療や輸送、防疫などの支援活動を想定。先に現地入りした先遣隊要員がフィリピン政府と調整を進めている。

護衛艦「いせ」というと、ヘリコプターを多数搭載できるパッと見は空母にしか見えない「ひゅうが護衛艦」です。この「いせ」、そして「ひゅうが」というのが、旧帝国海軍の戦艦「伊勢」そして戦艦「日向」を連想したものだということは、容易に察しがつきます。

昭和19年のレイテ沖海戦では、戦艦「伊勢」「日向」は小沢治三郎中将率いる第3簡単に所属していました。第3艦隊は、「瑞鶴」および「翔鶴」の正規空母が所属していましたが艦載機が枯渇していたため実質的な囮になるという悲壮な戦いだった聞いています。

戦艦「伊勢」および「日向」は、艦載機を多数搭載できるように後部甲板を改装しており、「航空戦艦」と呼ばれることもあるわけですが、当然まともな艦載機などなかったことでしょう。

「瑞鶴」「翔鶴」をはじめ、多数の艦船が撃沈された第3艦隊にあって、戦艦「伊勢」と「日向」は生き残りました。

このたび、同名の護衛艦「いせ」がレイテ島に向かうとなれば、どうしてもレイテ沖海戦を連想せずにはおれないのです。

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高木信尚 について

昭和42年生まれ、大阪市在住。 株式会社きじねこ 代表取締役。 著書: 『組込み現場の「C++」プログラミング 明日から使える徹底入門 』、『プログラマーのためのソースコードを読む技術』、『C/C++プログラミングの「迷信」と「誤解」』